人がつくる 結界 ”サンピアン戦争”
2010.5.2
at Pura Samuan Tiga Bedulu
今年は、昼からたくさんの参拝者が祈りを捧げに来ていて
お坊さまは大忙し。
行道に*お坊さまの“バジェロ”が参加しなかった。残念 !!
しかし、広い寺の中央で祈りを捧げていると
四方から、バジェロの音が重なりあって聞こえてくる。
人がつくる『結界』
内と外では、空気がまったく違う
“プラン・サンピアン”は昼、11時~2時という一番暑い時間帯に行われる。
この儀式、苦行としか思えない…
今年も強烈な暑さで、リタイヤするばあちゃんたちが寺の後ろで休んでいる。
広いプラを 一歩ずつ踊りながらすすむ
けれども…
行道最後の一周を終える時、
ばあちゃんたちが満たされた笑顔と共に歓喜の声をあげた。
その声は、この儀式をやりとげた充足感があふれていた。
サンピアン戦争
狂気を秘めた儀式だ
この儀式の最後は、全員で祈りを捧げる。
祈り、祈り、祈り…
聖水、聖水、聖水…
広い寺の地面が見えなくなるほどの
花、線香、花、線香、花、線香…
サンピアン、サンピアン、サンピアン…
*『お坊さまの“バジェロ”(法鈴)』の動画を
「リュウジン・タイフーン」に載せました。
サンピアンの写真をクリックすると飛びます*